
同じことを伝えるにしても、言葉の選び方や言い回しの違いで、随分雰囲気が変わってきます。特にファーストメールでは、言葉選びが返信の有無を左右するといっても過言ではありません。
ここでは、どんな言葉を選べば、より相手の心に響きやすくなるのかを考えていきます。
ポジティブな言葉選びで第一印象も変わる
同じ内容を書いているにも関わらず、表現方法が違うだけで、ものすごく冷たい感じで伝わってしまったり、暖かく感じてしまったりすることはありませんか?
例えば「太ってる」という言葉。
「デブ」と書くと、どこから見ても悪口にしか思えないわけですが、「ぽっちゃり」と表現すればちょっぴり愛嬌が感じられるような。女性の場合は特に、自分の体型を相手に伝える際、ぽっちゃりという言葉を選びますよね。
「そもそも、デブとぽっちゃりの定義は違うのでは?」という話はさておき、言葉の選び方ひとつで相手への印象が随分変わってくるもの。メールの書き方が上手な人というのは、言葉の選び方も卓越しています。
言葉選びと言われても、センスが必要なのではないか?と思う人も多いことでしょう。文章が苦手な人にとっては、難易度が高く感じるかもしれませんが、簡単に言ってしまえば視点の問題だけ。さほど難しい話ではありません。
ひとつひとつのメッセージをネガティブではなく、ボジティブに伝えることが大切なのです。
「会社と家との往復」をポジティブにする
婚活サイトを使っていると、自己紹介文やメールで非常に良く目にするのが「毎日、会社と家の往復で出会いがありません」というフレーズ。これって、実はすごくネガティブなイメージを与えます。にも関わらず、結構メールに書いてくる人って多いんですよね。
仕事が忙しいと、会社と家との往復になりがちなのは良くわかります。多忙を極める人の大半が、この状況になっていることも理解できるのですが、この文章を見てしまうと、毎日つまらなさそうに過ごしている人を連想してしまいます。
ここでちょっと、発想の転換をしてみましょう。
仕事がすごく忙しい
仕事が充実している
仕事を頑張ってる自分
ちょっとカッコイイかも?
ポジティブに考えると「仕事で充実しているオレ、ちょっとカッコイイ!」ってなりませんか?そうすると、先ほどのありがちフレーズの書き方が変わってきます。
ネガティブパターン
毎日、会社と家の往復で出会いがありません
ポジティブパターン
仕事も楽しくて充実した毎日ですが、この充実感を誰かと分かち合えたらなと思っています
仕事が忙しくて、家と会社の往復なのは事実。でも、それを逆手に取って「充実している」とポジティブな表現にすればいいわけです。
女性にもいろんなタイプがあって「私より仕事の方が大事なの?」っていうプライベート重視タイプだと、「仕事が忙しくて」という男性は好まれないかもしれないですね。でも逆に、「仕事もバッチリ頑張っているような男性が好き(さらに、稼いできてくれる人なら大好き)」という女性も多いんです。
だから「仕事がホントに忙しくて家と会社の往復」という環境の人は、それをアピールポイントにしちゃうくらいの勢いで充分!忙しいということは、それだけ毎日が充実しているということ。同じ内容を伝えるにしても、前向きにアピールした方が魅力が増すというものです。
「忙しくて会社と家との往復で、最近はプライベートの時間がありません」と書くと、何となく「は~仕事イヤダ。会社イヤだ」なんて、疲れた感じが漂ってきますが「仕事は忙しいけど毎日充実しています。今度はプライベートも充実させたいな」と表現すると前向きで明るいし、この人なら楽しくメールできそう!と思わせることができます。
これが、言葉のマジックというものなんです。
言葉の選び方を変えるだけで、その人の性格も違って見えてしまうものなので、メールのお相手と仲良くなるまでは、できる限りポジティブな言葉を使うように心がけましょう。